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【体験談・口コミ】母が永代供養墓を生前予約。契約にいたるまでの経緯や感じたこと

このサイトを立ち上げようと思ったきっかけの一つとして、自分の妻の母(義母)が生前に永代供養墓を契約したという経験があります。もちろんお墓を買うなんて人生で初めてのことだったので、ネットや書籍で色々と調べました。その際に気づいたことや疑問に思ったことなどが「これからお墓を買う誰かの役に立てば」と思ったのがこのサイトが生まれた大きな理由です。

「生きているうちにお墓のことなんて・・・」と思われる方もいるかもしれませんが、母は自分のエンディングについて熟考し、永代供養墓を生前に契約するという選択をしました。私たち夫婦はその決断に対して最初からまったく反対はなかったです。
むしろ本人の「これでいつ死でも安心だわ!」という一言で、この選択は間違いではなかったと確信しました。

自らの死後について自分で決めるということ

人間いつ死ぬかは分かりません。「終活」という言葉が一般的になり、自分の死んだ後のことを自ら決めることへの抵抗感はどんどん薄くなっています。むしろ、人生の最期をどのように迎えたいかを自分自身や家族同士でもっと話し合うべきです。

重々しく考えず、もっとカジュアルに。

母のお墓について実際に家族全員で話し合うことで、その生死感に触れ、「本人が納得のいく形で供養されることが何よりの幸せだ」と感じるようになりました。

この記事では実際に自分の母が永代供養墓を契約するまで経緯などを紹介していきます。プライベートな部分は若干ぼかしている箇所もありますがご了承いただければと思います。

少し特殊な母の経歴

母は地方の出身で、若くして都会へと上京してきました。事実婚の夫との間に娘(わたしの妻)が生まれるも夫と死別。未婚の母となり、女手一つで娘を育ててきた。という経緯があります。夫の墓に入ることができない事情があったのです。

実家も遠方ですし、その他の複雑な状況も相まって「実家の墓には入らない」という選択をしていました。当初は「今住んでいる土地にお墓を建ててそこへ入ろう」と考えていたようです。しかし新たにお墓を建ててしまえばその墓守は自分の一人娘にすべてのしかかってきます。「自分の娘に負担をかけたくない」という想いも強かったようです。

そんな折、わたしが仕事の関係で少し知識があった「永代供養墓」を提案してみました。
それから永代供養墓についてわたしも含めた家族全員で話し合い、最終的に契約にいたります。

生前に契約できる永代供養墓

ほとんどの永代供養墓は生きている間に予約・契約することができます。近年一般的になった「終活」の流行もあって、自分の入るお墓を自分の目で確かめて決めたいと考える人も多いため、ほとんどの永代供養墓では生前にすべて契約を済ませておくことができます。基本的に契約をし、最初にお金を支払ってしまえばその後の費用は一切かからないのが一般的です。

永代供養墓のメリット
  • 自分の目で見て確かめられる
  • この先のお墓の管理について悩む必要がなくなる
  • 料金を先払いすることで家族に負担がかからない
  • お墓の管理はすべて霊園に任せられる

【事前準備】立地や価格など、希望を明確にしておく。

基本的に情報収集はインターネットで行いました。全国には膨大な数の霊園が存在しているので、まずはじめに希望のお墓はどんなタイプのものかをピックアップしておきます。

  • 予算はいくらくらいか
  • 場所はどの辺りが理想か
  • アクセスは便利か
  • 宗派などは自由か
  • 個別墓か合祀墓か
といった基本的な項目に加えて

  • 霊園の経営者(事業主体)は信頼できるか
  • 個別墓から合祀墓に移されるのは何年後か
  • 霊園の管理体制(清掃やお経を上げてくれるか)
  • 契約後にお金はかからないのか。かかるならどういった名目でいくらか。

などの質問事項も準備しておきましょう。些細なことでも思いつく限り書き出しておきます。
主なチェックリストについては池のページでにまとめました。

墓地見学時のチェックポイントを解説! 【必ず役立つリスト付き】

お墓さがしというサイトでは全国の霊園を検索することができます。希望のお墓に資料請求や電話で問い合わせて見学の予約を入れます。比較検討する為にいくつかの霊園をピックアップしておくのが望ましいです。

必ず現地へ見学に行きましょう

契約する前に現地に何度か足を運んで見学することをおすすめします。当然ホームページなどでは分からなかった点などがたくさん見つかると思います。霊園の多くは綺麗に整備されていますが、隅々まで清掃や手入れが行き届いているか、施設の担当者の人柄や印象はどうかなど、直接見なければわからない部分をチェックしましょう。
事前に用意したリストで疑問点を解決することが重要です。

わたしは「この霊園の事業者はなんという宗教法人ですか?」「もしこの霊園の経営が破綻したらどうなりますか?」といったかなり直球の質問も投げかけました(笑)
担当者は失礼ともとられそうな質問にも丁寧に答えてくれ、結果的に信頼感が増しましたし、わたしも不安が解消され納得できました。
逆にこうした答えにくい質問をはぐらかすような業者とは契約しない方が良いでしょう。

MEMO
なにしろ永代にわたって家族の遺骨の管理を任せる相手なのです。
とにかく信頼感が大事だと思います。

実際に現場に行ってみると気づくことや新たな疑問が必ず見つかります。
遠慮せずに質問してクリアにすることで不安を少しでも解消することができます。

契約後に思ったこと

わが家の場合は1件目に見学に行った霊園で契約させて頂くことにしました。かかった総額はおよそ70万円ほど。これを高いと見るか安いと見るかは個人差があると思いますが、母本人は緑の芝生が綺麗な山の上にあるこの霊園を気に入った様子でした。

そして「これで安心して死ねるわ!」とつぶやいたのです。

年齢も60歳を越えて自分の終の住処を自らの目で見て決めた母の満足そうな顔が印象的でした。

先ほど紹介したお墓さがしというサイトではお住まいの地域や条件を入力するだけで、希望にあった霊園をピックアップしてくれます。これである程度候補は絞れると思いますので、ぜひ活用してみてください。
無料の資料請求や見学予約もサイトからおこなうことができます。すぐに契約しなくても実際に足を運んで担当者から話を聞くだけでも十分価値があると思いますので、こうしたお墓のポータルサイトも是非活用してみてください。
【お墓さがし】永代供養は必ず資料請求をしましょう。その理由と方法を紹介

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