「夫と同じ墓に入るのは嫌だ」
男のわたしは自分の妻がこんなことを考えていたらと想像すると若干ショックですが、実際にそう考えている奥様は多いようです。理由の大半は「夫婦仲の悪さ」。
表向きは仲の良い夫婦でも家の中では会話も無く、ただの同居人の様な生活。
「死んだあともこの人と同じお墓で眠るのか・・・」と考えると憂鬱な気持ちになってしまう。
この記事はそんな悩みを抱えたあなたのために書きます。
結論から言えば夫婦で別々のお墓に入ることは可能です。もちろん法律上も何の問題もありません。
ですが、夫を含めご家族の理解が必要です。夫婦別々のお墓に入るためには周囲の同意を取り付ける必要があります。
しかし面と向かって「あなたと同じ墓には入りません」といってしまえば夫婦関係自体が崩壊してしまいかねません。
都合の悪いことは言わぬが仏。相手の気分を害さず、別々のお墓に入る方法を考えてみました。
目次
「永代供養墓」がベストな選択の理由
夫婦別々のお墓に入るためにはそれなりの大義名分が必要です。あなた自身が新しく霊園を購入しお墓(家墓)を建てるのは現実的ではありません。結婚もしていて、先祖のお墓もあるのに、新たにお墓を建ててそこにたった一人で入る人は居ませんよね。
現実的な話としてやはり永代供養墓が一番の選択肢になるかと思います。
その理由を紹介します。
①基本的に一人で入るもの
家墓はその家族が一つの墓石の下に埋蔵されますが、永代供養墓は原則一人ずつ入るタイプがほとんどなので、自然と別々のお墓に入ることになります。もちろん夫婦2人分の骨壺が入るタイプのお墓もありますが、圧倒的に一人用のタイプが多数。
自然と「一人ひとつのお墓になる」と考えて良いです。
数ある永代供養墓から希望のものを見つけるには「お墓さがし」のようなポータルサイトで検索するのが便利です
②子どもに管理を任せなくていい
「家のお墓があるのになぜ永代供養墓に入る必要があるの?」当然ながらこうした意見が出てくることが予想されます。
家族(特に子)を説得するには「将来的にあなたたちに負担をかけたくない」という部分を強調しましょう。
お墓には年間の管理費がかかります。お墓がそこにあり続ける限りずっとです。寺院墓地の場合は【檀家料】ですね。
金額は年間数万円とそこまで高額ではありませんが、この先数十年間、場合によってはもっと長い期間払い続けるとなると大きな金額になりますし、檀家としての役割も発生します。
実際にお寺のお墓から永代供養墓に移る動機は、金銭的な負担や檀家としてお寺とお付き合いを続けていくのが大変といったものが大半。多くの親は「自分の子に負担をかけたくない」と考えています。
永代供養墓であれば、購入してしまえばその後一切お金がかからないのもポイント。さらに霊園の清掃や管理なども全ておこなってくれるため、負担が非常に少ないです。
もし忙しくてお墓参りに行けなかったとしても、雑草が伸びて見た目の悪いお墓になることはありません。
これは子ども側の目線からもとても安心感があります。
③生前に購入できるため準備できる
夫と同じお墓お墓に入りたくないと考えているのに、夫よりも先に亡くなってしまった場合だと自動的に夫のお墓に入ることになるでしょう。
永代供養墓は生前に準備しておけるという大きなメリットがあります。終活の一貫として自分のお墓を自ら準備しておくことは今や普通になってきました。「私たちも終活してみない?」と提案し、永代供養を検討するのは非常にスムーズな流れと言えるでしょう。
夫と別のお墓に入りたければ必ず生きているうちに準備をしておく必要があります。
④自由度が高く、個人の意思を尊重しやすい
昔に比べてずいぶん「個人の意見」が尊重される時代になってきました。これは古い慣習が長く残っていたお墓業界も同じです。
従来のお墓はお寺が檀家を募ることで運営されてきました。しかし現代では少子化や地方の過疎化、そして個人のライフスタイルの変化によって「檀家離れ」が急速に加速しています。
これまでの「お墓は家族が守るもの」という常識が崩壊しつつあるのです。
こうした時代の流れもあって永代供養墓が必要とされている背景があります。永代供養墓は自由度の高さも魅力。好きな場所で眠りたい。またペットと一緒に、そして友だちと同じお墓に・・・とそのニーズは多岐にわたります。
もちろん「夫と同じお墓には入りたくない」という個人の選択肢も尊重されるべきです。
夫と別のお墓に入るのは比較的容易な時代になった
以前までは配偶者と同じお墓に入りたくないと思っていても、離婚して籍を抜けなければほぼ不可能でした。
しかし永代供養墓の登場で離婚すること無く別々のお墓に入ることがで自然な形で実現できることは、仲が悪い夫婦、どちらかが不満を抱えた夫婦にとっては良い選択肢だと言えます。
どうしても同じお墓に入りたくない!と考えている方は、永代供養墓を検討してみてはいかがでしょうか
以下のサイトから全国の永代供養墓を探すことができます。
【全国の永代供養墓をさがしてみる】
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